人手不足の問題が深刻な医療現場においては、若手や中堅のスタッフだけでは適切な看護を行えない状況になりつつあります。
そのため、定年退職後の看護師を積極採用している医療機関が増加しています。
公立病院や民間の総合病院など、患者が多い医療機関の中には、定年退職した看護師を呼び戻し、スムーズに職場復帰を果たせるようにサポートを行っているところも少なくありません。
したがって、最新の医療や看護の事情について一から学び直す研修を実施している病院は、定年退職後の看護師の復職の場として人気があるようです。
このように、定年退職後の看護師を採用している医療機関では、多少ブランクがあったとしても、即戦力として不安なく仕事をこなせるように、個々の看護師の希望に応じて、スキルや経験を活かせるようにサポートを実施しているので、退職したものの再度現場復帰をしたいと願う看護師は、注目してみてください。
なお、定年退職後の看護師の待遇は、雇用形態や診療科目などによって異なりますが、離職からあまり間が開いてなければ、現役の看護師と同程度の条件で働き始めることが可能です。
定年退職後の看護師の活躍ぶりについてより詳しく知りたい場合は、求職活動の合間に、各地の医療機関の院内見学に参加をしたり、シニア向けの就職相談会に申込みをしたりするといいかもしれません。
看護師の需要は高いので、体力とやる気があれば、60代であっても活躍の場は見つかると思いますよ。